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事業概要


機能性開発プラットフォーム
 静岡県は、付加価値額ベースで全国1位の食品産業の集積に加え、サプリメントメーカーが集積し、栄養補助食品出荷額全国1位、機能性表示食品の約3割を生産する産業基盤とともに、お茶をはじめとする439品目に及ぶ多彩な食材を有しており、世界に類を見ない速度で高齢化が進行するわが国において、ますます需要が高まることが予想される健康食産業の振興には、最適な地域と言えます。
 その静岡県にあって、全国で唯一、薬学と食品栄養科学の学部を設置する静岡県立大学が持つ、機能性の根拠の立証(システマテックレビュー、ヒト介入試験)及び届け出までを総合的に支援する体制、すなわち、静岡県産業振興財団や食品メーカーをつなぐプラットフォーム(以下「機能性開発プラットフォーム」という)をより一層強化し、新たな機能性素材の探索や最先端の知見の地域への普及、実証のための仕組みの構築、エビデンスに基づく新たな機能を持つ素材・食品の研究開発・事業化の支援を通じ、地域全体の開発力を高めることをめざします。
機能性開発プラットフォームの強化には、2つの柱があります。その一つは、「最新の機能性及び素材に関する情報基盤構築」であり、もう一つは、「新たな機能性素材の探索と検証」です。
 「最新の機能性及び素材に関する情報基盤構築」においては、静岡県特産の農水産物及び加工食品等の中から、エビデンスの明確な食品を優先的に選択し、その機能性を、システマテックレビューを用いて評価するとともに、既存の知見を活用した機能性開発の研究を加速するために、機能性食品素材のデータベースを閲覧できるホームページを構築し、公開の準備を進めています。
また、「新たな機能性素材の探索と検証」においては、生活習慣病リスクの低減やフレイル対策、認知機能の維持を中心に、新たな機能性素材のシーズ探索研究やデータ収集、評価指標の検討などを進めており、今後、企業とのマッチングにつなげることで、産業化をめざします。